いつのまにか、私、18年間もライターをやっていました。 だからなのか、「どうやったら、ライターになれますか?」という質問を1年に3回くらいはうけます。 つい先日も、ほぼ同時に2人から質問を受けたので、ブログに書いてみようと思います。 質問者の中でも、本気でライター業で食べて行きたい人はおそらく半分に満たないとは思いますが、最近はまず、「どういうライターになりたいですか?」と聞いてみます。 数年前、まだ出版社に人を育てる体力があった頃は、「とにかく一度は現場を経験したほうがいい」と考え、何人かのライター志願者をアシスタントとして編集部に紹介しましたが、1人も巧く行きませんでした。 前職は文芸の編集者という女子もいたのですが、ライターとしては全然書けなかった。 「短い文章でも雑誌の水準に達するものが書けない。雑用をまかせたらすぐに辞めた」などと、紹介した編集部には、毎回、同じような文句を言われ