【ヨハネスブルク=上杉洋司】ナイジェリア北東部で4月、学校が襲撃され女子生徒100人以上が拉致された事件で、AFP通信は4月30日、生徒が隣国のチャドやカメルーンで、武装勢力に1人2000ナイラ(約1200円)で「花嫁」として売られていると伝えた。地元の市民団体が証言した。 地元当局は、女子生徒129人が拉致され、うち52人が逃げたとしているが、学校などは今でも187人が人質になっているとしており、正確な被害者数は不明だ。また、AP通信は30日、拉致の実行犯とされるイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が、生徒を解放する条件として身代金を要求していると報じた。