宮城県大崎市では、11日渋井川の堤防が決壊し、広い範囲で浸水の被害が出ましたが、決壊した際、その情報が住民に伝わっていなかったことが分かりました。市からは避難準備情報が出されていましたが、住民からは決壊の情報も伝えてほしかったという声が上がっていて、市は今後、避難の呼びかけの在り方を検討することにしています。 ただ、その時点で川の周辺は暗く、市は暗い中での避難でかえって被害が出るおそれがあるとして、改めて避難勧告などの呼びかけは行っていませんでした。堤防が決壊したことも周辺の住民には伝えていなかったため、住民からは、情報が少なく、自宅にとどまるべきか外に避難するべきかさえ判断できなかったという声が上がっています。自宅が水につかった男性は「川が決壊した情報は聞いてないし、朝起きたら急に水が来ていた。サイレンも鳴らなかったし、『逃げてください』のひと言もなかった」と話しています。 市は、住民に
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