調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所は、反捕鯨団体のシー・シェパードと争っていたアメリカでの裁判で、日本側が金銭を支払う一方、永久的に妨害活動を行わないとする内容で合意したと発表しました。 日本鯨類研究所が、23日発表したところによりますと、裁判の調停手続きのなかで、日本側がシー・シェパードに和解金として金銭を支払う一方、シー・シェパードは永久的に妨害活動を行わないとする内容で今月、合意に至ったということです。日本鯨類研究所は和解金の金額などは明らかにできないとしていますが、今回の合意に基づいて裁判所は妨害活動を差し止める命令を正式に出すことになるとしています。 ただ、今回はシー・シェパードのアメリカにある団体との合意で、南極海で実際に妨害活動を行ってきたオーストラリアなどのグループ団体までは法的な効力は及びません。 日本鯨類研究所は「今回の合意でアメリカの団体からオーストラリアなどにある