防衛省は10日、自衛隊が東京と大阪で運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場の活動を25日で終了すると発表した。接種希望者が激減し、各地の自治体が設置している会場でも閉鎖が相次いでおり、終了が適当と判断した。 自衛隊の接種会場は、東京と大阪で令和3年5~11月に開設。いったん閉じたが、3回目接種を加速するため、4年1月に東京、2月に大阪で接種を再開。予約状況を踏まえ、規模を縮小しながら活動を続けてきた。4年1月から5年3月4日までに、延べ約52万回の接種を実施した。 防衛省によると、2月下旬には東京、大阪とも1日当たりの接種人数が2桁にとどまった。3月からは受け入れ可能な予約枠を減らし、休日も週1日から2日に変更していた。