ベルギー・ブリュッセルの企業エクロが栽培したキノコをケースに入れる共同創立者のクエンティン・デクラーク氏(2022年9月30日撮影)。(c)Kenzo TRIBOUILLARD / AFP 【1月9日 AFP】ビールで有名なベルギーで、その副産物を利用した循環型のキノコ栽培ビジネスがブームを呼んでいる。 首都ブリュッセルの企業エクロ(Eclo)は元食肉処理場を利用し、シイタケ、マイタケ、ヤマブシタケなど主にアジア原産のキノコ7種類を栽培。グルメな顧客をターゲットに、高級食材として1箱750グラム当たり約22ユーロ(約3100円)でネット通販している。 種菌を植え付け育てる菌床の基材は、ベルギーでは容易に調達できる。ビール醸造の際に発生する麦芽の搾りかすだ。これに廃棄されたバゲットや乾燥したパンを混ぜ合わせる。 エクロでは数年前からビールかすを国内のビールメーカーから、また売れ残りのパンをス