2002年、神奈川県でアメリカ兵による性暴力の被害にあったオーストラリア人の女性が裁判勝訴の報告のため9日、沖縄を訪れました。 アメリカ兵に暴行された「ジェーン」さんこと、キャサリン・フィッシャーさんは賠償金を支払わないまま、アメリカに逃亡した犯人の元アメリカ兵を自力で見つけ出し、日本の裁判所の判決を有効にするよう求める裁判を起こしました。 元アメリカ兵は、国外逃亡は軍の命令だったと証言、軍が組織的に犯人の逃亡を手助けしていたことを公にしジェーンさんは2013年10月に勝訴しました。 会見でジェーンさんは「これは国際問題なんですよ。地位協定と密約が絡んでいる。外国人まで(被害にあっている)と、オーストラリア政府にも話さないといけない」と訴えました。 フィッシャーさんは今後、日米政府に対し、地位協定の改定を求めると同時に、11年半に及ぶ活動の償いを求める裁判を起こす予定です。