新種キノコ:鳥取大の研究チーム、アマゾンで発見 「生物多様性、裏付けに」 /鳥取 毎日新聞 5月17日(金)16時2分配信 ブラジル・アマゾンの熱帯雨林で新種のキノコを発見したと、鳥取大の研究チームがこのほど日本菌学会英文誌で発表した。確認したのはアカキクラゲ類の新種で、赤ん坊の手のような形をしているのが特徴という。当時、同大菌類きのこ遺伝資源研究センターの研究員で、調査メンバーだった白水貴さん(31)=現日本学術振興会特別研究員=は「アマゾンの高い生物多様性を裏付ける発見で、今後まだ新しい発見が期待される」と話す。 白水さんによると、アカキクラゲ類は、キクラゲ類に似たゼラチン質のキノコで、オレンジ色や黄色などの鮮やかな色をしているのが特徴。木材を分解する特質を持ち、森林生態系における「分解者」として重要な役割を果たしている。 現在確認されているアカキクラゲ類のキノコは約100種。アマゾ