スリランカ北中部ディガンパサナで、不法投棄されたごみをあさる野生のゾウ(2018年5月11日撮影)。(c)AFP PHOTO / LAKRUWAN WANNIARACHCHI 【6月5日 AFP】スリランカの中部で、野ざらしのごみ捨て場に野生のゾウがごみをあさりに来て、腐った食べ物と一緒にプラスチックのかけらをのみ込んでしまうなど問題となっており、専門家が警鐘を鳴らしている。 スリランカ政府は昨年、野生動物の保護地域近くでのごみの屋外投棄を禁じた。にもかかわらず、アジアゾウの専門家、ジャヤンタ・ジャヤワルダナ(Jayantha Jayewardene)氏によると、野生動物の保護地域の近くでごみが不法に投棄されており、数百頭のゾウがごみをあさって食べ、多くは病気になっているという。スリランカには7500頭のゾウが野生で生息しているとみられている。 「スリランカはゾウを国の宝だと見なしているが