歯:若い女性の歯退化 鶴見大教授ら学生調査、7〜8割が親知らず欠如 /神奈川 毎日新聞 6月1日(水)11時52分配信 ◇あなたは大丈夫?「乳児期に固い食べ物を」 鶴見大教授ら学生124人調査 鶴見大短期大学部(横浜市鶴見区)の後藤仁敏教授と田中宣子講師が、女子学生124人の歯型を調べた結果、若い女性のかむ力が弱くなり、親知らず(第3大臼歯)の退化が進んでいることが分かった。後藤教授は「乳児期にもっと固い食べ物をかむ習慣が必要」と指摘する。【網谷利一郎、写真も】 対象は歯科衛生科で学ぶ学生で、18〜20歳。咋春、上下のあごの石こう模型を採取し、歯の特徴を調べた。 歯数は24〜32本で平均28・2本。基本の32本は6人だった。上あごの親知らずの欠如が82・2%。その前の第2大臼歯も退化が進み、三角形に変形傾向が見られる。第1大臼歯への影響も出ている。下あごの親知らずの欠如は71・8%だ