伊達市 全小中学生に線量計 6月9日 19時12分 原発事故の影響で、一部の地域で計画的避難区域の目安となる放射線量を超えた福島県伊達市は、市内の小、中学校や保育所や幼稚園に通うおよそ8000人全員に線量計を配ることを決めました。 これは、伊達市の仁志田昇司市長が、9日、記者会見で明らかにしました。それによりますと、伊達市では国の調査で市内の3か所で計画的避難区域の目安となる放射線量を上回り、子どもを持つ親などから不安の声が相次いで寄せられているということです。このため市では、市内の小、中学校と保育所、それに幼稚園に通うおよそ8000人全員に線量計を配ることを決め、そのための費用として2400万円を補正予算案に計上しました。仁志田市長は、記者会見で「幼い子どもを持つ親の心配は深刻で、子どもについてはそれぞれに測定する必要があると考えた。今後も住民の不安を取り除くための対策を進めていきたい」