本日、6月26日付の日本経済新聞の朝刊に、「さよなら、おっさん。」というコピーを載せたNewsPicksの全面広告を出しました。 このメッセージを見て、「おっさんに対して失礼だ」「日本経済界の重鎮たちが読む日経新聞でおっさんを否定するとは、反感を買うだけではないのか。何の意味があるのか」と感じた方も多いかと思います。
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5年ほど前、コピーライターになったろうと、「宣伝会議コピーライター養成講座 専門コース 山本高史クラス」というものに通っていた。山本高史というのは、オリンパスのCMで宮﨑あおいが言っている「ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ」というコピーをはじめ、コピーライター界ではスーパースター的な位置にいる御方だ(ちなみに糸井重里さんはレジェンド的な位置にいる)。広告業界には徒弟制みたいな文化があるとの情報を鵜呑みにした僕は、手当たり次第のコピー公募に応募していた頃にたまたま山本さんの名を冠した賞を頂いたことがあったり、あと大学が同じだったりという一方的な縁を感じて受講を決めた。 授業の内容はわりと淡白なものだった。課題が出て、提出して、山本さんが講評する。これを隔週で10回ほど繰り返す。講評は懇切丁寧なわけではなく、ダメなものはバッサリいかれる。ただそこはやはりスーパースターで、やたら的確にけなしてこ
東京コピーライターズクラブによる2016年度TCC賞の審査結果が発表となった。本年度の審査委員長は、福里真一氏。最終審査会で、グランプリ 1作品、TCC賞14作品、審査委員長賞3名が選出された。 受賞結果は以下の通り。 TCCグランプリ 篠原誠(電通)、野崎賢一(電通)、佐藤舞葉(電通) みんながみんな英雄。 (KDDI/au「三太郎」シリーズ/TVCM)
テクノロジーの進化が、かつて栄華を極めていた巨大企業のビジネスモデルを成り立たなくさせてしまうことがある。たとえば郵便。物流はなくてはならないが、信書について考えてみると、手紙を出すメリットはほとんどない。手書きだと温かみがあるような気がするが、別にLINEで暖かいメッセージをクリエイトすることは可能であるし、手書きの手紙をもらったら手書きで返さなくてはいけないような気がして、むしろありがた迷惑という気もしなくもない。手書きで手紙を書くのなら、往復ハガキで、返事も書いておいてほしいし、それが本当の礼儀というものではないだろうか……などと妄言を吐きたくなってしまうほどに信書の電子化は不可避であり、ドル箱であったところの年賀状もまた、衰退の一途を辿っている。 先月の話だが、電車を降りたら不意打ちに遭った。 つまりこれは、「年賀状を出して、ちゃんとした大人になりなさい」という意味である。しかも、
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