日本代表チームが快進撃を続ける、WBC2017。日本代表の準決勝進出も決まり、野球ファンでなくとも、そろそろ〈優勝〉の2文字が脳裏を過ぎる頃だ。しかし、WBC2021で日本代表の活躍を脅かすであろう潜在能力を秘めた、未だ見ぬ強豪国が蠢き始めている。それは、野球未開のアフリカ大陸で牙を研ぐウガンダ共和国、侮りは禁物だ。 § そんな予想を声高に叫び、そうなると信じて止まないのは、野球をきちんと理解しているうえに、知性と論理的思考能力を兼ね備えた人物だ。その名は、リチャード・スタンリー(Richard Stanley)。ニューヨーク州ブルックリンでうまれ、化学エンジニアとしてプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)に22年間勤めた彼は、ニューヨーク・ヤンキース傘下2Aクラスのトレントン・サンダー(Trenton Thunder)の共同オーナーでもあり、過去10年以上にわたって、ウガンダ共和国でリ