[2010年05月25日(火)] 【名波浩の視点】日本vs韓国〜代表OBとして、一番納得できなかったこと 5月24日、埼玉スタジアムで行なわれたW杯壮行試合の日本vs韓国――。 日本の選手は、自らいろんなものを背負い込み過ぎているように感じた。タイトルがかかった決勝戦でもないし、チームの昇格や降格を争う試合でもないし、ましてW杯の出場権とかW杯でグループリーグ突破を決めるゲームでもないのに、必要以上にプレッシャーを感じて、それに縛られているように見えた。もっと楽しんでやればいいのに、こわごわプレイしていた。 逆に韓国は、躍動感があり、選手個々の気持ちがこもっていて、みんなが楽しそうにプレイしていた。時間を作るところとスピードを上げるところのメリハリもあって、ボールを奪うポイントであったり、仕掛けるポイントであったり、両チームの選手が密集しているところでは、自分たちが主導権を握っているん