日本時間の18日深夜に行なわれたクラブ・ワールドカップ決勝は、インテル・ミラノがマゼンベを3−0で退けた。欧州勢の世界一就任は4年連続となる。 インテルらしい勝利である。 ボール支配率で56対44と上回ったのは、ポゼッションを追求しないチーム同士の対戦だったことと無関係でない。序盤のインテルはボールを持たされている印象が強く、コルドバとルッシオの両センターバックのボールタッチ数が非常に多かった。自陣でのボールタッチ数を準決勝と比較すると、最終ラインとボランチで頻繁にボールが動いていたことがうかがえる。 特徴的なのはカンビアッソだ。城南一和戦での彼は、周りの選手を動かしながら攻守のバランスを整えていた。 彼自身がビルドアップに絡んだり、ボール奪取を試みることよりも、オフザボールでの貢献度が高かったのだが、マゼンベ戦では準決勝の倍以上のボールタッチ数を記録している。チーム全体として、それだけボ