具体的な発生時期は定かではないが、ここ数カ月、ドコモ回線の「パケ詰まり」が目立ってきた。全国一律というわけではなく、東京23区や大阪、名古屋といった都市部が多く、混雑時にこうした事象が起こりやすくなるようだ。Twitterを中心としたSNSでも、「ドコモがつながらない」という声が挙がっている。電波がつながっていないわけではなく、つながった上でパケットが流れないというのがより正確な表現だろう。 このような声に呼応するかのように、回線品質に対する評価も下がっている。英国の調査会社Opensignalが発表した4月のレポートでは、「一貫した素晴らしい品質」などの項目でソフトバンクがドコモを逆転した。対するドコモも、ついにパケ詰まり解消に向け、対策を打ち出した。その大枠については既報の通りだが、ここではその説明会とドコモの担当者インタビューに基づき、詳細をお伝えてしていく。 トラフィック急増で増え