2010年01月28日00:45 カテゴリ 投手酷使点(Pitcher Abuse Point) 松坂大輔がレッドソックスに加わった2007年、私は、日本の多くのファンから、「なぜ早く降板させるのか? 松坂は尻上がりによくなるタイプなのだからもっと投げさせればいいのに」という質問を受けた。 しかし、日本とアメリカ、例えば中4日と中5日と、登板間隔からして違うのだから、松坂の日本での起用法がそのままアメリカでも通用すると思うのは早計というものだろう。 しかも、アメリカでは、エース投手はチームの貴重な資産である。ポスティング費用も含めると、レッドソックスは松坂の獲得に1億ドルを超える資金をつぎ込んだ。うっかり酷使して1億ドルの資産を潰すようなことになったら、監督の責任問題へと発展してしまう。フランコーナ監督としては、「アメリカの流儀」で早めの降板に徹する以外になかったのである。 フランコーナが