都内私立大に通うA君は、大手IT企業の一次面接に挑む際、「恋人とツーショットで写っている写真」を提出するよう求められた。 一次面接では恋愛関係のことは特に質問されなかったが、裏側に自分の氏名と受験番号を書き込んだ「恋人とのツーショット写真」はバッチリ選考資料として活用されるという。 事情通の就活エージェントは、こう語る。 「最近は顔の見える選考をテーマにする企業が増えてきました。恋人とのツーショット写真の提出もそのひとつ。どんな顔をした異性と付き合っているか、人柄をも含めて選考をしようとする企業側の姿勢の表れです。男性の場合、恋人のルックスがブサイクだと「この人は性欲を処理するためだけに異性と付き合っている」と判定されてマイナスポイント。美男美女のカップルが理想ですね」 A君はこれまで異性と付き合ったことがなかったので、インターネット上の画像をフォトショップで加工して提出した。 「ばっちり