今話題となっている消費税増税とTPP。 いずれもGDPに与える影響を政府が試算しています。ただ、精査するとどちらもかなりの楽観評価をしているようですが、政府試算と民間での試算の間にある大きな乖離は放置されたままです。 早速、その違いを見てみましょう。(図表1) 消費税・TPPともに、政府試算は民間よりも楽観的 図表1 消費税増税とTPPの影響に関する政府・民間予測例 消費税・TPPが名目GDPに与える影響(兆円)。 出所は本文参照。ただし、GDPへの影響予測は政府・民間とも他にも多数あり。 ■消費税 消費税については2014年度の影響は△8.1兆円とされています。*1 政府は5兆円の景気対策をするので、トータルでは△3.1兆円の影響といった報道がなされています。 ただ、向井文雄氏によれば、5兆円の景気対策の真水は3.4兆円、昨年も実施されているのにカウントされていない補正予算の剥落が△5兆
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