J1川崎は16日、静岡市のIAIスタジアム日本平でJ1清水とプレシーズンマッチを行い、1−5で敗れた。大雪の影響で移動に20時間以上を費やしたため、風間監督は「きょうの目的は、けが人を出さないことだった」と、試合を無事に終えられたことに安堵(あんど)の表情を浮かべた。コンディション面を考慮し、MF中村やFW大久保は出場しなかった。 J1チームとの実戦は今回が最後で、20日にJ3のYSCCと練習試合を行う予定。 ◆疲労の中「よく戦った」 疲労は明らかだった。川崎がJ1勢との最後の実戦で5失点。風間監督は「90分よく戦ってくれた」と疲労困憊(こんぱい)のイレブンをねぎらった。 大敗の理由は分かっている。12日に宮崎での2次キャンプを終えたが、14日からの大雪でグラウンドでの練習が全くできなかった。さらに交通網の大混乱で、会場までのバス移動に約27時間も要した。ベンチの外から試合を見守っ