CLグループリーグ突破を決め、内田篤人はファンに最高の笑顔を見せた。指示よりも結果、目先の評価よりも長期の視点……内田の思考法は他の誰とも似ていない。 試合終了のホイッスルが鳴った直後には淡々としていた内田篤人も、遠くドイツからスロベニアまでつめかけたファンへ挨拶をしたときには、満面の笑みを浮かべていた。 決して、シャルケが良いサッカーをしたわけではない。ではなぜ、内田は満面の笑みを浮かべられたのだろうか。 2010-2011シーズンに内田篤人が加入してから、出場したCLでは3回連続でシャルケは決勝トーナメントに進出していた。そんなクラブに所属していると、トーナメント進出がかかった大一番の前でもナーバスにならず、自然体で試合に臨むことが出来る。 シャルケの首脳陣はグループステージの最終節、マリボルとのアウェーゲームを「決勝戦」と位置づけていた。そんな試合の前はさすがに選手たちの間に“特別な
![「一生懸命やるだけの時期は過ぎた」内田篤人の試合中の“思考”を辿る。(ミムラユウスケ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fbcae76cfe38f419e5e9046dc4d918d6def017d2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2F0%2F-%2Fimg_108ad56429982e9bc9f7e29eace924cd350529.jpg)