今季限りで現役生活に終止符を打つ静岡市清水区出身のサッカー元日本代表DF市川大祐選手(36)が、故郷で最後の勇姿を披露した。日本フットボールリーグ(JFL)のヴァンラーレ八戸に所属する市川選手は30日、沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で行ったアスルクラロ沼津戦に先発フル出場した。 市川選手は29日に現役引退を表明した。「清水で育ち、エスパルスでプレーした自分を支えてくれたサポーターに、プレーを見てほしかった」と特別な思いで迎えた県内最後の公式戦。駆け付けたJ2清水エスパルスのサポーターらからの熱い声援に、「最後に静岡でプレーできてよかった」と感慨深く振り返った。 これまで10回以上手術した両膝の状態がよくなく、「来年プレーできる計算が立たなかった」とし、プロ19年の幕引きを決断した。来年以降について「お世話になった人にあいさつを済ませた後、自分の進む道を考えたい」とした。エスパルスの左