新型コロナウイルスの感染拡大防止のため無観客で行われた巨人対ヤクルトのオープン戦=東京ドームで2020年2月29日、竹内紀臣撮影 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)とサッカーのJリーグは2日、感染症に詳しい専門家を交え、連携して対策を協議する「新型コロナウイルス対策連絡会議」を3日に設立すると発表した。プロ野球とJリーグが協力し合うのは異例。3日に12球団の代表者やJリーグの理事らが集まり、東京都内で第1回会議を開く。 試合の開催やスタジアム運営のあり方、選手らの感染防止に関する情報などを共有し、公式戦開催などについて適正な判断をするのが目的。東北医科薬科大の賀来満夫特任教授ら3人の専門家チームを置き、3月中旬をめどに意見書の取りまとめを委嘱する。共有した情報は他の競技団体に公開する。最終的な開催の可否は、それぞれが独自に判断する。