サンケイスポーツ特別版、競馬エイトでトラックマンを務めた吉田均(よしだ・ひとし)氏が10月3日、心筋梗塞(こうそく)のため、死去した。75歳だった。 吉田氏は1971年の競馬エイト(関東版)発刊当時から業務に携わり54年の長きにわたりトラックマン(競馬専門紙記者)を務めた。長年、競馬エイトの本紙予想の重責を担い、「攻めの吉田」の異名でフジテレビ系『スーパー競馬』、ニッポン放送『日曜競馬ニッポン』に解説者として出演。穏やかで優しい語り口と鋭い予想で多くのファンに支持された。
新型コロナウイルスの薬を審議する厚生労働省専門部会の委員を務めた山梨大の島田真路学長は20日、新型コロナの法的位置付けを5月から「5類」に引き下げる政府対応について「財務省が支出を削減したいだけだ」と批判した。任期満了に伴う3月末の退任を前に、講演会で述べた。 米ファイザーの飲み薬「パキロビッド」に関しては、200万人分の供給量に対する投与実績が約10万人分にとどまっており、提供体制に課題があると指摘した。 講演会後の記者会見では、5類移行後に医療機関が受け取る診療報酬の加算を段階的に減らす方針を巡り、政府の支援継続の必要性を主張。「検査や医療機器に経費はかかる。決して無駄遣いでない」と語った。
日本初の女子サッカーのプロ「WEリーグ」は5試合が行われ、午前10時キックオフのINAC神戸―大宮で開幕。INAC神戸の元日本代表FW高瀬愛実(30)がリーグ第1号を含む2ゴールを挙げ、5―0の勝利に貢献した。女子サッカーを通した多様性ある社会の実現という理念を掲げ、大きな一歩を踏み出した。 大きな希望と信念、責務を背負って、日本初の女子サッカーのプロリーグが幕を開けた。ネットを揺らして大きな拍手と歓喜の輪に包まれたINAC神戸のFW高瀬は、リーグ第1号弾の実感を語った。 「めちゃくちゃうれしいです。頭が真っ白になりました」 前半4分、ポストに当たってはね返った味方のシュートにいち早く反応し、押し込んだ。後半12分にもGKとの1対1を制し、試合を決めるチーム5点目を獲得。最前線で体を張ってボールを収め、チームの攻撃に推進力をもたらした。 女子サッカーの強化とともに、日本の女性活躍の象徴とし
「大都会」「西部警察」など数々のドラマや映画で存在感を示した俳優、渡哲也さんが10日に肺炎で死去していたことが14日、分かった。78歳だった。この日、近親者のみで密葬が営まれた。 複数の関係者によると、入院先の東京都内の病院で親族に看取られ、静かに息を引き取ったという。2015年6月に心筋梗塞の手術を受けて以降、入退院を繰り返し、ここ数年は呼吸器疾患などで自宅療養を続けていた。 今年6月、石原プロモーション創業者でもある俳優、石原裕次郎さんの生前の映像と共演した宝酒造CM「よろこびをお伝えして50年~幻の共演~」のナレーション録りを自宅で行ったのが最後の仕事だった。 7月27日に完成作を見た際には何度もうなずき、書面で「最後のコマーシャルを裕次郎さんとの共演で終わらせていただきますのは感慨深いものがあります」とコメントを寄せた。 その10日前には、渡さんが2代目社長を務め、現在相談役を務め
昨年10月のシカゴ・マラソン男子で2時間5分50秒の日本記録をマークした大迫傑(28)=ナイキ=が3日、ツイッターを更新。青学大が新記録の10時間45分23秒で2年ぶり5度目の総合優勝を果たした「第96回東京箱根間往復大学駅伝」をめぐり、「箱根の利益はいずこに」と疑問を呈した。 この日行われた箱根駅伝の復路は、往路1位の青学大が芦ノ湖から一度も首位を譲らず、2位以下に大差をつける圧勝。往路2区から復路7区まで、6区間連続の新記録が生まれた超高速レースを制した。 青学大の王座奪還をはじめ、今年も多くの感動を生んだ一方で、陸上関係者からは問題提起の声もあがった。 陸上男子400メートル障害の世界選手権銅メダリストで五輪に3度出場した為末大氏(41)はこの日、ツイッターで「まずは箱根駅伝の財務内容を明らかにしませんか」と投げかけ、「大学スポーツにしては高額な放映権の配分や、意思決定がどのように行
お笑いコンビ、ハリセンボンの近藤春菜(36)が15日、MCを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・0)に生出演。お笑い芸人らが会社を通さない闇営業で反社会勢力の集まりに出席した問題に言及した。 吉本興業は13日、公式サイトで、芸人が会合で受け取った報酬の金額を公表。お笑いコンビ、雨上がり決死隊の宮迫博之(49)は100万円、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)は50万円、それとは別に暴力団関係者との会合に参加したスリムクラブの真栄田賢(43)と内間政成(43)はそれぞれ7万5000円だった。 近藤は「この闇営業問題っていろいろな面があって、まずは会社がギャラいくらもらっていたかを発表したことについては、対応が遅いなっていうことがあります。ほかの事務所の芸人さんの対応見たりとか週刊誌で金額が出たから、いま言ったんじゃないかって印象持たれても仕方がないくらい遅い対応と思いました。税の
J1神戸は1日、試合の欠場をSNSで事前公表したとしてFWルーカス・ポドルスキ(33)を4月28-30日の3日間、謹慎処分にしていたと発表した。元ドイツ代表FWはチームに謝罪し、この日から練習に復帰。監督交代、リーグ戦4連敗とネガティブな状況にあるチームは、処分の事後発表という異例の対応で騒動を収束に向かわせた。 新しい「令和」の始まりの日に、騒動の終結を懸命にアピールした。神戸の三浦淳寛スポーツダイレクター(SD)は、FWポドルスキを処分していたと明かした。
日大アメリカンフットボール部の悪質反則問題を調査している日大の第三者委員会が30日、東京都内で最終報告の記者会見を行った。反則指示の隠蔽工作をした大学元理事の井ノ口忠男氏は、「タックルが故意に行われたものだと言えばバッシングを受けることになる」と、内田正人前監督の関与がなかったように説明することを求めたという。その上で井ノ口氏が「(同意してくれれば)私が、大学はもちろん、一生面倒を見る。ただ、そうでなかったときには、日大が総力を挙げて、潰しにいく」と言い、宮川泰介選手と父親に口封じを図ったと指摘した。 7人の弁護士で構成される第三者委は6月下旬の中間報告で、内田正人前監督や井上奨前コーチの反則指示を認定。一部の日大関係者が介入し「事件のもみ消しを図ろうとした」と断じた。その後は事件の背景の究明や大学本部のアメフット部に対するガバナンス(組織統治)体制の検証などをしてきた。
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会を控える日本代表は12日午後3時5分(日本時間午後10時5分)から、オーストリアのインスブルックでパラグアイ代表との国際親善試合に臨む。チームは11日、本大会前最後の強化試合へ向け試合会場で冒頭以外を非公開として最終調整し、戦術を確認した。 前日会見に臨んだ西野監督に対し、代表の不人気に関連して「日本国内が盛り上がっていないが、どう思うか」との質問が飛んだ。「今初めて残念な報告を聞いた。盛り上がっていないんですか」と戸惑いの表情を浮かべた。 さらに「プレッシャーがないので、やりやすいのでは」と指摘されると「私自身にプレッシャーがないというのは間違っている」と否定した。(共同) 代表メンバーへ試合日程へ組み合わせへ
宮崎駿監督(77)と並ぶ日本アニメーション界の巨匠で、ジブリ映画「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」などを監督した高畑勲氏が5日、東京都内の病院で死去した。82歳だった。 関係者によると、高畑監督は昨年の夏頃に体調を崩し、その後入退院を繰り返していた。心臓が悪かったという情報もある。 昨年11月に高畑監督に会った別の関係者によると、以前よりも痩せていて、歩く時は体を支えられていたという。この関係者は「子供のような好奇心でキラキラした表情が印象的な人だが、元気がなく、全く違った人みたいだった」と話した。通夜、葬儀は近日中に営まれる。 高畑監督は東大卒業後の1959年に入社した東映動画(現・東映アニメーション)で宮崎監督と出会い、アニメ制作会社をともに移籍しながら、70年代にはテレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」などを生み出した。85年に宮崎監督らとスタジオジブリを設立。「火垂る
「アシストじゃダメだなって。ゴールで(福島に)朗報を届けたかった」 東日本大震災の発生から、あす11日で丸7年がたとうとしている。JFAアカデミー福島所属時に被災した清水エスパルスのMF金子翔太は、自らのゴールという朗報を福島の地へ届けられることを、心の底から喜んでいる。 「(3.11のことは)試合中も考えてたし、ゴール取ったときも『あした3月11日だな』っていうのが頭をよぎって。普段はゴール取ったら興奮するんですけど、『これがニュースになって朗報を届けられたらな』ってすぐ思った」 1-1で迎えた48分だった。左サイドを持ち上がったDF松原后が、相手の股を抜いたグラウンダーのクロスを供給。斜めに走り込んだ金子がこれにダイレクトで合わせ、決勝点となる逆転ゴールを挙げた。 「去年はFWだったんで『早く(点を)取らなきゃ』って気持ちだったんですけど、今年はMFでその意識が薄れて、逆に伸び伸びやれ
弁護士の北村晴男氏(61)が9日、フジテレビ系情報番組「直撃LIVEグッディ!」(月〜金曜後1・45)に生出演。相撲界のしきたりや横綱白鵬(32)の取り口を批判する横綱審議委員会に物言いをつけた。 番組ではこの日も大相撲界の騒動について特集。5日のけいこ総見で、貴乃花部屋の3力士が洋装で繁華街を歩いていたことについて日本相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)と春日野広報部長(元関脇栃ノ和歌)が口頭で注意したことや、この日のけいこで白鵬が横審から批判されていた張り差しを見せたことなどが話題となった。 力士の服装について、MCの安藤優子キャスター(59)が「クリーニング屋さんにちょっと行くとか、コンビニに行くとか、ついそこらへんまでの近所だったら(ラフな格好でも大丈夫なのか)」と問いかけると、相撲評論家の大隅潔氏(75)が「それは文句言われません」と応じたが、北村氏は「『ついそこらへん』っ
日本相撲協会の諮問機関、横審・北村委員長は5日、稽古総見後に元横綱日馬富士の傷害事件に絡む一連の関係者の処分が4日の臨時評議員会で終結したことを受け、「できるだけいろいろなしこりがなく、みんなで協力していい相撲界にしてほしい」と言及した。 評議員会では、巡業部長でありながら巡業中の事件の報告を怠り、協会の調査に非協力的とされた貴乃花親方(元横綱)に対して、初の理事解任を全会一致で決めた。宴席に同席しながら暴行を止められなかった白鵬、鶴竜の両横綱には昨年12月の理事会で減給処分が科され、「厳しく注意をしていただいたと思う」と納得していた。 また、鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)と春日野広報部長はこの日の総見後、貴乃花部屋に所属する新小結貴景勝、十両貴源治、幕下の3力士を呼び口頭で注意した。3人は昨年末、東京都内の繁華街をカジュアルな格好で歩いている画像が協会で確認された。力士は人前へ出る際に
元フジテレビのフリーアナウンサー、長谷川豊(41)が17日、自身のブログを更新。警察に被害届を提出したことを明らかにした。 「先週より、妻の名前や息子の名前宛に、卑猥な写真や性的な玩具が送られて来ています」と報告。「自分はなんでも受け止められますが、家族に対しこの様な行動をとる人間を、僕は許さない。そこまで人間は出来ていません。絶対に許せない」と憤った。その上で「何が何でも見つけて、法の下に裁きを受けて頂きます。こんな残念な話をしなければいけない事自体が悲しくて堪りません」と怒りが収まらない様子だった。 長谷川は9月19日付のブログで、「人工透析患者は実費負担にさせよ。無理だと泣くなら殺せ」などとつづり、批判が噴出。レギュラー出演していた3番組を全て降板していた。
J1鹿島が、J2の清水からU-23日本代表GK櫛引政敏(22)を獲得することが4日、分かった。近日中に正式発表される。鹿島は守護神を務めてきた元日本代表曽ヶ端準が8月で37歳となり、佐藤昭大(29)もJ2熊本に移籍したため、GKが補強ポイントとなっていた。 櫛引は今夏のリオデジャネイロ五輪出場を目指す手倉森ジャパンの正GKで、現在は12日に開幕する五輪アジア最終予選でカタールに遠征中。反応の鋭さやセービングには定評がある。 鹿島のMF柴崎岳(23)とは青森山田中・高の同級生で、2年時には全国高校選手権で準優勝した。2014年には清水でリーグ戦29試合に出場。鹿島でも正GKとしての活躍が期待される。
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