こんばんは、プロフェソーレ・ランバルディ静岡の大橋です。 私の家はナポリ中央駅から徒歩10分弱のところで、その立地にしては実に静かなところにあります。 四六時中クラクションが鳴るのと、金曜日の夜に感極まった若者たちが投げる爆竹の音をのぞいては、日本とそれほど変わらない生活ができるのです。 そして極め付けに、ナポリには日本と違って夜出かけられる場所がほとんどない。すると東洋学科の友達と遊びに出たりするとき以外は、いじけてブログを書くしかないのですね。 Noi facciamo tutto a mano 全て手で作ること サルトリアに行くと彼らは必ずと言っていいほど、こう言います。 Noi facciamo tutto a mano. 私たちは全部、手でやっているよ。 しかし実際にどのくらい手でやっているかは、サルトリアによって全く異なります。文字通り手で殆どを仕立てていくサルトリアもあれば、
シャツが伝説になったとき イタリアには人々を魅了するカミチェリア(シャツ工房)が数多くあります。 そしてそのイタリアの中でも最も個性の強い都市である南部の街ナポリには、他のどこの都市のシャツにも見られないような、独創的な工夫や職人技に満ちたシャツが幾千と転がっています。 そんな仕立ての聖地とも言えるようなナポリで、他の数多くのカミチェリアを差し置いて伝説になった仕立て屋がある。 それがAnna Matuozzo アンナ・マトッツォです。 世界一の仕立て屋で、ナポリ仕立てのゴッドファーザーとも言われるAntonio Panico アントニオパニコやナポリ仕立てを最も艶やかに体現するサルトリアブランドであるAttolini アットリーニなどがこぞってシャツを外注したこのカミチェリアのアンナマトッツォという名前は、何のこともない。アンナマトッツォという一人の女性職人の名前なんですね。 ナポリ仕立
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