ラテンアメリカ文学の巨匠、ガルシア=マルケスの代表作『百年の孤独』が売れている。新潮文庫で6月26日に文庫化して以来、19万部という「海外文学では前例がない」(新潮文庫編集部)刊行部数を達成した。限られた愛書家だけが楽しむ傑作文学という物々しいイメージもある同書だが、文庫化を機に「ちょっと背伸びして読んでみよう」という初読者の需要を喚起したようだ。「これほど話題になるとは予想していなかった。重
ガブリエル・ホセ・デ・ラ・コンコルディア・ガルシア・マルケス(Gabriel José de la Concordia García Márquez, 1928年3月6日 - 2014年4月17日)は、コロンビアのジャーナリスト、小説家。架空の都市マコンドを舞台にした作品を中心に、魔術的リアリズムの旗手として文学界に多大な影響を与える。1982年にノーベル文学賞受賞。 『百年の孤独』『コレラの時代の愛』は、2002年にノルウェイ・ブッククラブによって「世界傑作文学100」に、またル・モンドの「ル・モンド20世紀の100冊」[1]選ばれた。コロンビアで何かがあるたびにスポークスマンのような役割を果たすこともある(シャキーラについての言及など)。 アメリカ合衆国で活動する映画監督のロドリゴ・ガルシアは実の息子である。 ガルシア・マルケスは1928年、コロンビアのカリブ海沿岸にある人口2000人
株式会社新潮社は2024年6月26日、ガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』文庫版を発売いたします。新潮文庫の夏のフェア「新潮文庫の100冊 2024」の目玉新刊の一冊として刊行します。 ■『百年の孤独』とは 1967年にアルゼンチンのスダメリカナ社から刊行され、現在まで46言語に翻訳されて5000万部を売り上げている世界的なベストセラー。著者は自作を黒澤明監督が映像化することを熱望したが、NETFLIXが2022年にノーベル平和賞受賞40年を祝して『百年の孤独』の映像化の権利獲得を発表、大きな話題を呼んだ。著者の生地をモデルにした不思議な村「マコンド」を舞台にした数世代にわたる一族の物語で、奇想天外なエピソードが延々と続くが、不思議な中毒性があり、読後には大どんでん返しで奇妙な感動に包まれる。世界の名だたる作家たちが賛辞を惜しまず、その影響下にあることを公言している名著中の名著。
二葉亭四迷『浮雲』 http://bookmeter.com/b/4003100719 森鴎外『舞姫』 http://bookmeter.com/b/4003100603 樋口一葉『にごりえ』 http://bookmeter.com/b/4101016011 泉鏡花『高野聖』 http://bookmeter.com/b/4003102711 国木田独歩『武蔵野』 http://bookmeter.com/b/400310191X 夏目漱石『我輩は猫である』 http://bookmeter.com/b/4101010013 島崎藤村『破戒』 http://bookmeter.com/b/4101055076 田山花袋『蒲団』 http://bookmeter.com/b/4101079013 徳田秋声『あらくれ』 http://bookmeter.com/b/4003102215 有島
ホメロス『オデュッセイア』 http://bookmeter.com/b/4003210247 旧約聖書『創世記』 http://bookmeter.com/b/4003380118 ソポクレス『オイディプス王』 http://bookmeter.com/b/4003380118 『唐詩選』 http://bookmeter.com/b/4003200918 ハイヤーム『ルバイヤート』 http://bookmeter.com/b/4003278313 ダンテ『神曲』 http://bookmeter.com/b/4309205496 ラブレー『ガルガンテュアとパンタグリュエルの物語』 http://bookmeter.com/b/4003250214 シェイクスピア『ハムレット』 http://bookmeter.com/b/4102020039 セルバンテス『ドン・キホーテ』 http
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。 新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。 発表します! 【2023年新潮部大賞の結果 】 https://baboocon.com/shincho100/s/2023/2023-best10.html 開催11年目になりました。主催の夜長月です(ヨナと呼んでください)。 さて、このイベントは新潮文庫の100冊を協力しあって1冊でも多く読むことを目的としたもので通称、新潮部です。 このイベントの効能の一つは自分からはおそらく手に取らない古典や文学作品に触れる機会となることです。 まずは新潮文庫の100冊(2023)の冊子を書店で手に入れて読みたい本を探しましょう。目標は何冊でもかまいません。 齋藤孝氏の著書『読書力』の中では、読書力をもっとつける方法として例えば「新潮文庫の100冊」を読むことがあ
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ソフィアの災難 作者:クラリッセ・リスペクトル 河出書房新社 Amazon ラテンアメリカ文学好きにとって今年もっともアツいニュースであるところの…………リスペクトルの日本オリジナル短編選集の刊行!! うれしすぎる………… ということで、収録されている計29の短編のうち、前半の15作をまず読み終えました。 2024/7/6(土) ・脱走 夫と家庭に抑圧されている「主婦」の憂鬱と絶望を描いた小品。なにもかもベタ過ぎてまったく面白くない。 これを冒頭に置く編集者の意図はひしひしと感じる。単に執筆刊行年順かもしれんけど。 ・異国の軍隊 私は、ヒヨコにも自分の命の愛らしさを感じてほしいと思った。私たちもそう求められたことがあるように。ヒヨコであることは周りの人びとにとっては喜びだが、自分自身にとっての喜びではない。自分が、必要だから存在しているのではなく、無償で存在していることを感じてほしかった─
この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。 問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2018年8月) 貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)とは、物語の類型の一種であり、折口学の用語の一つ。若い神や英雄が他郷をさまよいながら試練を克服した結果、尊い存在となるとする説話の一類型[1]。貴種漂流譚(きしゅひょうりゅうたん)とも。折口信夫が一連の「日本文学の発生」をめぐる論考のなかで、日本における物語文学(小説)の原型として論じた概念である。その説くところは時期によって細部が異なるが、基本的には「幼神の流浪」をその中核に据える。折口は『丹後風土記逸文』の竹野郡奈具社の由来を引きつつ、天上の存在が地上(人間界)に下って、試練や流離の果てに再び天上の存在になる一定の筋があることを研究し、貴種流離譚の概念を確立した。 神話学の1つの視点としてモ
ある日の超暮方(ほぼ夜)の事である。一人の下人が、クソデカい羅生門の完全な真下で雨やみを気持ち悪いほどずっと待ちまくっていた。 馬鹿みたいに広い門の真下には、この大男のほかに全然誰もいない。ただ、所々丹塗のびっくりするくらい剥げた、信じられないほど大きな円柱に、象くらいある蟋蟀が一匹とまっている。クソデカ羅生門が、大河のように広い朱雀大路にある以上は、この狂った男のほかにも、激・雨やみをする巨大市女笠や爆裂揉烏帽子が、もう二三百人はありそうなものである。それが、この珍妙男のほかには全然誰もマジで全くいない。 何故かと云うと、この二三千年、京都には、超巨大地震とか破壊的辻風とか最強大火事とか極限饑饉とか云うエグすぎる災が毎日つづいて起こった。そこでクソ広い洛中のさびれ方はマジでもう一通りとかそういうレベルではない。旧記によると、クソデカい仏像や文化財クラスの仏具をものすごいパワーで打砕いて、
ノーベル文学賞の選考を行うスウェーデン・アカデミーは、セクハラ問題などの対応をめぐり失墜した信頼の回復に時間が必要だとしてことしの文学賞の発表は見送り、来年の受賞者と同時にことしの受賞者も発表することを明らかにしました。ノーベル文学賞がセクハラ問題に端を発した混乱で受賞者の発表を見送るのは極めて異例のことです。 その理由として、アカデミーは、去年の秋に浮上した会員の夫によるセクハラ問題などの対応をめぐり揺らいだ信頼を回復させるために時間が必要だと説明しています。 ただ、ことしの選考作業は予定どおり進め、来年の文学賞と同時に発表するとしています。ノーベル文学賞は戦争などを理由に、受賞者の発表が行われなかったことが過去に7回ありますが、セクハラ問題に端を発した内部の意見対立で受賞者の発表を見送るのは極めて異例です。 アカデミーでは、去年11月に会員の夫によるセクハラ問題が浮上したほか、この男性
姉はイケメンだ。かなりぶっとんでるし、ちょっとどうかと思うような行動に走ったりもするけど、総じてイケメン。性格は姉妹で正反対。私は人見知りで、基本的にいつもおどおどしている。今までいろんな局面で何度も姉に助けられてきた。そんな姉への感謝の気持ちを綴りたい。 まずは小学校の入学式のこと。 うちは母が早く亡くなってる。私が5才になる年に喉頭癌でこの世を去った。姉は私より11才上で、私が小学校に入った年にはすでに高校生だった。 そんな姉が、私の入学式に母の代わりとして参加してくれたのだ。その時のスーツ姿がとても素敵だった。人指し指に緑色の翡翠の指輪をはめていて、それは母の形見だと教えてくれた。入学式の時の写真を見返すと、やはり姉は保護者の中で一人だけ幼げに見える。 姉は高校ではかなり目立っていた。たまに雑誌にも出てた。エルティーンという十代向けのファッション誌で、モデルみたいなことをしてた。私は
私はかつて差別主義的なケモナーだった。 ご存知のようにケモナーには様々な派閥が存在する。 メスケモ派、オスケモ派にはじまり、マッチョ派、モフモフ派、デブ派、ショタ派(なぜかロリはほとんど見ない)、モンスター派(極左人外連)、トランスファー帝国、肥大化公国、融合辺境伯領、ロイヤル竜奇兵連(ドラゴナーズ)、爬虫人類委員会(レプタリアンズ)、キグルミ派、母性探求派、海生動物会議(「海の人々」)、四ツ足派だけどズーフィリアじゃないもん派(愛ケモ主義的極右)、丸呑みだけが人生だ派、卵胎生出産教会、インターレイシャル(人×ケモ)派、反インターレイシャル派…… 「天はケモナーの上にケモナーを造らず、ただし、ケモナーの横には無限のケモナーを造った」 とは近代日本における先駆的ケモナー、福沢諭吉の名言である。 産業革命以降の通信技術の発達は、孤独だったケモナーたちに「同好の士」を発見する機会を与え、ファンダ
A Portrait of the Artist as a Young Man, James Joyce
終電間際まで残業。俺は疲れた顔をして家までの道のりをとぼとぼと歩いていた。 足取りは重い。帰ったところで、頬杖をついて指でカツカツとテーブルを打ち鳴らしている妻か、トドのように大口を開けながらいびきをかいて眠る妻しかいないからだ。どちらを想像しても、気が滅入っていた。結婚したてのころは帰宅時にいつも玄関で出迎えて笑顔を見せてくれたのに。5年目となるとしょうがないのか、と諦めている気持ちもある。 しかしながらそんな家にまっすぐ帰る気にもならず、かといって居酒屋に入って一杯引っ掛けるような気力もなく。 せめてもの抵抗、と、コンビニの角を曲がり、遠回りをすることにした。 夜の住宅地は面白い。 もう3年近く住んでいる街なのに、まったくの他人のようなよそよそしさがある。 ふと油断するとすぐに迷ってしまうようなおそろしさがある。 子供のころはよく「冒険」と称して近所を歩き回っていたっけ。 歩いている間
あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い冒頭文の続きはこうです。 住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟ったとき、詩が生れて、絵ができる。 人の世を作ったのは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三件両隣にちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。 あれば人でなしの国に行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくいところをどれほどか、寛容て(くつろげて)、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。 ここに詩人という天職ができて、ここに画家という使命が降る。 あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い。 画家である主人公の、芸術に対する信頼が伺えます。 人の世って生きにくいよね、ってところで多くの
.。oO(さっちゃんですよヾ(〃l _ l)ノ゙☆) 井上幸亨郞の活動範圍は音樂、考察、プログラミングに及びます。眞理によって世界に對向しやうとするのがその共通した態度です。人閒と人類の理想がその考察の範圍です。心安らかに內向的に生きられるやうになりたいと思ってゐます。 「さっちゃん」或いは本名である「井上幸亨郞」と呼びかけられることを好みます。本人がゐないところで何と言はれてゐるかは、氣にする以上のものではありません。 縱書きが趣味なので、橫假名に影響されて縱ラテンを創案しました。ももんがと云ふ架空存在を考案したことで知られてゐます。またこのc4seの名目上の主催でもあります。 Twitter: ne_sachirou mailto: utakata.c4se@gmail.com 音樂 芙爾沙夜より先に音樂を作りはじめ、彼女を引きずり込みました。初期はケータイ電話上のMIDIアプリケーシ
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