夜の住宅街を散歩した話

終電間際まで残業。俺は疲れた顔をして家までの道のりをとぼとぼと歩いていた。 足取りは重い。帰ったところで、頬杖をついて指でカツカツとテーブルを打ち鳴らしている妻か、トドのように大口を開けながらいびきをかいて眠る妻しかいないからだ。どちらを想像しても、気が滅入っていた。結婚したてのころは帰宅時にいつも玄関で出迎えて笑顔を見せてくれたのに。5年目となるとしょうがないのか、と諦めている気持ちもある。 しかしながらそんな家にまっすぐ帰る気にもならず、かといって居酒屋に入って一杯引っ掛けるような気力もなく。 せめてもの抵抗、と、コンビニの角を曲がり、遠回りをすることにした。 夜の住宅地は面白い。 もう3年近く住んでいる街なのに、まったくの他人のようなよそよそしさがある。 ふと油断するとすぐに迷ってしまうようなおそろしさがある。 子供のころはよく「冒険」と称して近所を歩き回っていたっけ。 歩いている間

[honeshabri]

まさしく増田文学だ

[dobonkai]

なんだよプロかよ

[sato0427]

くそっくそっ！てっきりingressエージェントネタかと。

[kash06]

こういう、回想とエンドを重ねる文章を、すっと書ける人すごい。

[uturi]

良いなぁこういう話。主人公が酷い目にも良い目にも遭わず、淡々とした日常のままで終わるのが良い。

[brendon]

奥さんと母親を重ねる最後にがっかりしたよ。

[rna]

こういうのを「いいはなし」に分類しつつ特に心に響かない人工知能になった気分。

[app2641]

爽やかに言い放った感じになってるけど妻はブチ切れて良い話だと思う

[lli]

どろっとしてるのにスッキリ終わる不思議な読後感ある。

[fuguriguchi]

「妻を母の代替として見ている」ってことじゃなく「妻も（あのときの母のように）自分を心配してくれていた」ってことだと思うんですけど。

[fta7]

おー。ラストが秀逸。匿名記事だけど、これはプロの方でしょ。。。

[ofen]

やさしい

[ohisamakun]

わからなぁ

[adsty]

良い母、良い妻、少年の心の夫。

[hiro-okawari]

自分のことばっかり　たった５年で

[hanohanohanon]

よい。

[buturisuugaku]

いいね。末長く爆は……もげろ

[hhungry]

冒険でしょでしょ?

[keizaijin]

プロの方ですかね？

[katax1958]

評判いいようだからあえてw。まずタイトルが？あとエンディングもなー。母とのエピをもうちょい転がせば泣ける話になったし、妻とのエピは掘り下げ不足で、最後とってつけた感ありだよな。もちろん良い出来だけどさ

[hanbey64]

雑文館を思い出したよ　って知らないか

[deep_one]

うむ、このショートショートは誰風だろうか。…わたせせいぞう風かな。（ハートカクテル）／コメントを見て。そしてわたせせいぞうなら確かに妻視点の同じ日の描写があるな。

[ifttt]

帰りたくなくなって目的もなくフラッと歩きたくなるの、うつの傾向があるから気をつけてくれな

[Nikon1J2dejicame]

いいね♪

[shu-mbw]

心地よい

[high_grade_works]

冒険をポケモンGOに変換すると一気に駄作になる。

[airj12]

快く悔しい

[greenT]

やるじゃん。うまい構成だと思うよ。

[isakinkin]

増田文学ってすぐべた褒めされるから苦手だわ。プロとかお金取れるとかさすがに言い過ぎ

[fake-jizo]

終電間際まで残業。俺は疲れた顔をして家までの道のりをとぼとぼと歩いていた。 Tags: facebook, ifttt via Pocket

[BeautyMakesMeHealthy]

稀に出会う、はてな文学。

[i196]

Ingress AGの自分には日常以外の何物でも無いし、帰れば妻は爆睡だ。つか起きていられても困る

[laddertothemoon]

これをいい話と言う人が理解できない。嫌な気持ちになる読後感。

[ep_meister]

そして十月十日後にめでたく子供が産まれるわけですね

[kaerudayo]

妻は妻の生活を生きているだろうに。それ、全然考えていない。ママと同じように尽くしてくれなきゃって、うへぇ。

[TLOUS]

心地よい短編小説を読ませてもらいました。

[yosukegatz]

これ漫画にしたら結構いい線いくのでは

[turirin123]

散歩したいな、ぷらぷらと

[sutannex]

「冒険してた（ポケモンGO）」

[nanashi_no_moheji]

普段一緒にいる人、近しい人への評価はその時々でコロコロと変わるものだ。だからこそ、根っこで何を思っているかが大事だ。人に披露すると物議かもそうとも、自分の中の答えが。