IT分野の調査企業IDCとガートナーが2016年第1四半期(Q1)の世界PC出荷台数に関する調査結果を発表した。それによるとPCの出荷台数は9.5%~11.5%減少した。世界のPC出荷台数は6四半期連続で下降しており、9年前の2007年と同水準に落ち込んでいる。2007年といえば、iPhoneが登場した年である。 驚くことに、2015年第4四半期が終わった時点で専門家たちはまだ、PC売上の安定、または増加を楽観視していた。さらには「今年の後半までにはWindows 10が導入は加速し、購入も安定する。多くのユーザーのアップグレードが遅れているが、セキュリティやパフォーマンス向上のために整備することになる」と考えていた。 さらに、その希望を象徴するかのように、散々なQ1の結果を受けた今年の見通しとしてIDCは「短期的には停滞するもののWindows 10のパイロット導入が終わりPCの買い替え