原宿駅の宮廷ホームに近い千駄ヶ谷3丁目界隈。その閑静なマンション街の一角で、無類の靴好きが集まり行う、紳士靴の勉強会があるという。澄み切った秋晴れも清々しい11月の某日。正式名称を「紳士靴探究塾」と呼ぶ、その勉強会への取材の機会を得た。 発起人は、靴磨き職人の「Brift H(ブリフトアッシュ)」代表、長谷川祐也氏と、靴修理職人兼シューズデザイナーの「Studio-hidden(スタジオ ヒドゥン)」代表、佐藤正兼氏。共に職歴15年余であり、世代も近しく、そして、すでにいくつかの逸話に彩られるこの二人の若きマイスターがタッグを組み、紳士靴を“修理”、“靴磨き”、“デザイン”、などの観点を通して探究する私塾として本年8月に立ち上げたのが、この「紳士靴探究塾」。この度は、その第2回開塾となる。 会場は“職人のセレクトショップ”をコンセプトに掲げる「Studio-hidden」の店舗兼工房。開始