ウイスキーを炭酸で割っただけ。なのにこれほどハイボールに魅かれるのはなぜだろうか。その答えを探るべく訪ねたのは、言わずと知れたハイボールの名店「サンボア」。軽妙な語り口でハイボールの作り方や相性の良いおつまみを教えてくれたのはオーナーバーテンダーの新谷尚人さん。話がバーの楽しみ方に及ぶと、バーの扉を開ける前に理解しておきたい客側の心構えを知ることができた。 吉村(以下Y):ハイボールといえばサンボアですが、新谷さん(北新地、銀座、浅草サンボア)のハイボールはどうやって作っていらっしゃるんですか? 新谷(以下S):ぼくのは、師匠である鍵澤時宗(かぎさわ・ときむね)さん(大阪の南サンボア創業者)の作り方ですね。時さんはせっかちやから。ゆーっくりとか、ようせえへんのですよ。炭酸水をワーッと、ほぼ垂直に入れる。 Y:それが続いてるんですか? S:じゃないですか? きっと。 Y:せっかちから始まって
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