株式会社paperboy&co.の家入一真社長は、ひきこもりから社長になったという異色の経歴を持つ。インタビュー前編では今でも対人恐怖症を引きずっているという家入社長にそのぼくとつとした語り口で、ひきこもり時代から奥さんとの出会いまでを語ってもらった。(聞き手はグリー社長 田中良和) 家入 一真(いえいり かずま)氏 プロフィール1978年福岡生まれ。美術専門学校を卒業後、ウェブサイトのデザインに興味を持ちデザイン会社やシステム会社で技術的な知識を習得。その後、合資会社マダメ企画を設立し個人向けレンタルサーバー事業を開始。業務拡大に伴いpaperboy&co.を設立し、代表取締役社長に就任する。同社が提供する国内最大級のホスティングサービス「ロリポップ!」や無料ブログサービス「JUGEM」などが、女性や学生を中心に人気を集めている。 中2の事件で性格が180度変わった 田中:paperbo
ユニークなデザインやサービスで注目されるペパボ。創業者の家入氏に、クリエータ兼経営者としてペパボが生み出す独創的なサービスへのこだわりを聞いた 自分にできるのはクリエータとビジネスの仲介人 ユニークなデザインやサービスで注目されるpaperboy&co.(以下、ペパボ)。創業者である家入一真氏は、デザイナ/Web開発者としてキャリアをスタートさせ、現在ではそれを支援する側に身を置く。2008年12月に上場を果たし経営者として成功。そんな家入氏に、クリエータとして独創的なサービスを生み出すこと、経営者として会社を成長させることのこだわりについて聞いた。 ――もともと自らもクリエータだったわけですが、それを支援する側になろうと思ったきっかけはなんでしょうか? 高校を中退した後に油絵の学校に通っていたのですが、父親が交通事故に遭ってしまい、就職せざるを得なくなりました。その事故がなければ、三浪、
ひきこもりからIT社長に転身したpaperboy&co.(ペパボ)創業者の家入一真さんはいま、6軒のカフェのオーナーだ。 ペパボで手掛けてきたレンタルサーバ事業とカフェ。まるで関係ないようにも感じるが、家入さんには、はっきりとつながって見えている。 「場所を用意して、そこで各自がいろんなことをするのを、下で支えるのが好き。そういう意味では、レンタルサーバもカフェも同じ」 お金は十分あったけど……「あまのじゃく」でペパボ上場 ペパボの創業は9年前。「家族とゆっくり過ごせる時間を作りたい」と脱サラした家入氏が、福岡市内の自宅で起業した。1カ月目から黒字。1人でやるつもりだった会社はどんどん大きくなっていった。 2003年、GMO(現:GMOインターネット)の出資を受け、04年には本社を東京に移転。リーマンショックで世界経済がどん底だった2008年12月、ジャスダック証券取引所(JASDAQ)に
paperboy&co.は3月16日、創業者の家入一真氏が社長を退任し、佐藤健太郎副社長が社長に昇格する人事を発表した。3月25日の株主総会で正式決定する。 家入氏は代表権のある「最高クリエイティブ責任者」(CCO)に就任し、サービスの維持向上や新サービスの創出に注力する。 佐藤氏は1981年生まれの28歳。2003年の創業時からpaperboy&co.に参画し、経営企画室長や総務人事部長を歴任してきた。 関連記事 paperboy&co.が上場 「知名度向上」「M&Aも視野に」 paperboy&co.がJASDAQに上場した。市況は悪化しているが「知名度を上げるため、いち早く上場する必要があった」と家入社長は狙いを語る。 ひきこもりからIT社長に “paperboy”の軌跡 27歳にして売上高8億円のIT企業の社長だが、高校時代はひきこもっていた。大学もあきらめ、サラリーマンになり、ネ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く