【日本の議論】不況が世襲議員を減らす? どうなる立候補制限論 (1/3ページ) 2009.5.31 18:00 自民党衆院議員の3分の1強が父や祖父らの地盤を受け継ぐ「世襲議員」とされ、麻生内閣の閣僚17人のうち11人を占めている。安倍晋三元首相、福田康夫前首相と、2代続けて“世襲首相”が政権を投げ出し、「世襲のひ弱さ」も指摘された。自民党に比べて世襲議員が少ない民主党が世襲制限を次期総選挙のマニフェスト(政権公約)に盛り込むことを決め、自民党内からも同様の意見が出始めている。「3世」の麻生太郎首相と、「4世」の鳩山由紀夫民主党代表との「世襲対決」が注目される中、「この不況が世襲議員を減らす」との見方も出ている。「姓が違うから世襲じゃない」 自民党の若手有志でつくる党改革に関する政策グループが4月、党内で世襲制限の旗振り役となっている菅義偉選対副委員長を招いて開いた会合でのこと。約30人