連載もいよいよ最終回。BPMNをすでに活用している方にはBPMNの将来を予想するための情報を、BPMNを活用すべきか迷っている方にはその判断に役立つ情報を提供することを目的として、BPMNの課題と最新動向について紹介します。 ◆ BPMNの課題と最新動向 2005年3月に 3日間、BPMI主催のBPM Think Tankが米国で開催されました。この集まりは、BPMの普及と関連技術の標準化をさらに加速させることを目的としたものです。BPMIのメンバーはもちろんのこと、OMG、WfMC、OASISといった標準化団体のメンバーも参加[注1]し、ラウンドテーブル形式による議論を中心に進められました。広くBPMの課題について活発に意見交換がされましたが、その中でもBPMN Workshopにおいては今後の方向性として、以下の4つが示されています。 1.BPMNシリアライゼーション 2.BPMN 1