あなたの仕事は、あなたにとってどのくらいの価値がありますか。 生涯をかけて挑むにふさわしいものですか。 仕事や職場への帰属があいまいになり、はたらく人が流動的になりつつある今では、こうした問いかけはもしかしたらナンセンスかもしれません。 一方で、黙々とひとつの仕事にずっと取り組み続ける、という生き方も存在します。ひとつの会社や仕事に骨を埋める、という価値観がどんどん希薄化する状況下で、“黙々と”はたらく人たちはなにをきっかけに、どんなモチベーションで、その仕事に生涯を賭そうとしているのでしょうか。 九州大学総合研究博物館の准教授を務める丸山宗利さんは、職業人として多くの時間を昆虫の研究、より正確に言えば「アリと共生する(好蟻性)ハネカクシという昆虫」の研究に捧げてきました。まさにライフワークとともに生きる道を選んだ丸山さんは、はたしてどのような思いとともに仕事をし、自身の働き方を確立してき
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