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*本とチリに関するbalancoのブックマーク (2)

  • 『夜のみだらな鳥』(集英社) - 著者:ホセ・ドノソ 翻訳:鼓 直 - 牧 眞司による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    ホセ・ドノソ(Jose Donoso 1925-1996)チリの作家。短篇集『避暑、その他の短篇』(1955、未訳)と長篇『戴冠式』(1957、未訳)はリアリズムだったが、その後、新しいスタイルを模索。大作『夜のみだらな鳥』(1969)によって、ラテンアメリカ文壇の注目を浴びる。ノンフィクション『ラテンアメリカ文学のブーム』(1972)は、実体験に基づいた証言としていまだ評価が高い。そのほかの著作に『この日曜日』(1966)、『三つのブルジョワ物語』(1973)などがある。 introduction『百年の孤独』のように人口に膾炙した作品ではないが、その衝撃度において、南米文学の山脈にひときわ高く聳(そび)えるのがドノソの『夜のみだらな鳥』である。日には、集英社の全集《世界の文学》で紹介された。先輩世代の栄養が河出書房の《グリーン版世界文学全集》や、集英社のひとつまえの《世界文学全集》だ

    『夜のみだらな鳥』(集英社) - 著者:ホセ・ドノソ 翻訳:鼓 直 - 牧 眞司による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
  • ホセ・ドノソ『別荘』 | Living Well Is the Best Revenge

    待望久しいホセ・ドノソの「別荘」がついに翻訳された。一読して圧倒される。まぎれもない傑作であり、ラテンアメリカ文学の奥深さを思い知る。ただし書のレヴューは決して容易ではない。 ドノソといえば短編を中心に既に何冊か訳出されており、「隣りの庭」についてはこのブログでも論じた。主著と呼ぶべき「夜のみだらな鳥」は「集英社版世界の文学」の一冊として1976年に刊行されているが現在は絶版で、近いうちに水声社から復刊されるらしい。もちろん私は「夜のみだらな鳥」も読んでいる。相当に難解な小説であったが、オブセッシヴでグロテスクなイメージの横溢に陶然としたことを覚えている。ずいぶん前に読んだこともあって記憶が薄れ、今回書とうまく比較できないことは残念だ。「夜のみだらな鳥」についてルイス・ブニュエルは次のように評しているという。「これは傑作である。…その凶暴な雰囲気、執拗きわまりない反復、作中人物の変身、

    ホセ・ドノソ『別荘』 | Living Well Is the Best Revenge
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