*ブログ「ラテンアメリカの政治経済」(5/6)より転載紹介 チロエは、零細漁業者によるサケ養殖大企業にたいする、大抗議行動の舞台となった。サケ養殖大企業はこの群島を、巨大な汚染の中心地にしてしまった。 チリ南部チロエ島において、数千トンの魚が死亡した。メディアはこれを赤潮のせいにしているが、零細漁民たちは、これはサケ養殖会社の生産過程による汚染が原因であると確信している。これらの会社が設立されて以来、問題のある操業がおこなわれてきた。 この金曜日(4月29日か)、チロエの住民たちは、抗議行動を強化することになった。これは政府との交渉が不調に終わった結果である。政府はかれらの収入の減少を補てんするものとして、手当の支給を提案してきた。漁民たちはこの群島での経済活動の主要な収入である、マリスコス〔貝などの海産品〕の漁獲を禁止されたことによる。 これは数週間前に、この島で収穫されたマリスコスから