コンビニコーヒーが大ヒットし、激化する「カフェ戦争」が大きく注目されることとなった2013年。この勢いはとどまることを知らず、喫茶店を主業とする大手チェーンの中には、低価格から一歩進み、ワンランク上のサービスを模索する動きが見られるほか、2014年には日本式の喫茶店で米国に「サードウェーブコーヒー」ブームをもたらした米カフェ業者の日本進出も予想されるなど、市場シェア拡大を目指した顧客の争奪戦は激しさを増しそうだ。 帝国データバンクは、2010年度から2012年度の売上高が判明しており、喫茶店経営を主な事業としている業者(法人、個人営業)1097社を自社データベース・企業概要ファイル「COSMOS2」(144万社収録)から抽出し、分析した。同様の調査は今回が初めて。 ドトールコーヒーはコーヒー類の卸売が売り上げの過半数を占めるが対象に含めた。 タリーズコーヒージャパンは、2011年3月期決算