物理的な意味ではないですが、気体の物性的パラメーターの一つであるポアソン比νに等しいという関係もあります。 比熱比の理論が知られる以前には気体の性質を把握するパラメーターとしては圧縮率kが使用されていた。定義は 断熱変化における圧力と体積の比例係数k1 k1dp=-dV/V 等温変化における圧力と体積の比例係数k2 k2dp=-dV/V 種々の気体において実験をした結果、k1とk2の比がいくつかの一定値に集まる事が知られてポアソン比と呼ばれた。 同じ事を状態方程式pV=RTと比熱比によって検証すれば 断熱変化pV^γ=一定よりdV/dp=-V/(γp)、式を比較して k1=1/(γp) 等温変化pV=RT=一定よりdV/dp=-V/p、式を比較して k2=1/p 従って、k2/k1=γすなわちポアソン比とは比熱比のことであった。
![比熱比](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2494fe511c8321a26b670be4aca1c94d5c8f8aa8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Foshiete.xgoo.jp%2Fimages%2Fsp%2Fqa_recommend%2F2062_1.jpg)