フィギュアスケート・フランス杯最終日(24日、グルノーブル)グランプリ(GP)シリーズ最終第6戦。女子はショートプログラム(SP)2位だった16歳の紀平梨花(関大KFSC)がフリーは138・28点で1位となり、合計205・92点でGP初出場優勝のNHK杯に続く2連勝を果たした。シリーズ上位6人で争うGPファイナル(12月6-8日、カナダ・バンクーバー)に、浅田真央らに続いてGPデビューシーズンでの進出を決めた。 こんなこともできるのかと驚かされた。紀平は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に失敗すると、本来は立て続けに跳ぶ予定の大技を2回転半に変えた。調子を見極めての判断というが、トップ選手でも簡単にはできない。とっさの方向転換に、やはり大物だなと思わされた。 SPとフリーで1度も3回転半を決められなかった。それでも勝てたのは確かな技術があるからだ。スピンやステップでとりこぼさず、最
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