先日このブログで紹介したキセル。京都出身の音楽ユニットだ。辻村豪文(つじむらたけふみ)と辻村友晴(つじむらともはる)の兄弟で、辻村豪文がお兄さん。 わたしが最初にキセルを知った曲、『ハナレバナレ』。ふわふわと漂う和声、ローファイな印象の単調なビート、やわらかいリズムを添えるギター、視線を動かすポルタメントするシンセ。バックグラウンドボーカルの喉が耳元にあるみたいに近い。柔和だけどポジションの高いメインボーカル(兄・豪文さん)が儚げ。 キセルのメンバーは素敵な楽曲を素敵なミュージシャン・歌い手たちに提供している。また、彼らのオリジナルをほかのミュージシャンがカバー、共作したパターンもある。 斉藤和義によるカバーの『ベガ』(『紅盤』(2007年)で聴けます)、YUKIとの共作『砂漠に咲いた花』(『Commune』(2003年)で聴けます)が真っ先に私の頭に浮かぶ。 斉藤和義『ベガ』。ドラムス、
