『およげ!たいやきくん』が導いたPUFFY『MOTHER』 最近、短調がマイブームでした。短調に注目すると、コロコロで床のチリを集めるみたいに私の意識に次々と短調の曲が引っかかって来るから面白い……喩えが汚くてすみません。 行き着いたのが、この国で最も売れたシングル、子門真人が歌った『およげ!たいやきくん』でした。 私は曲に出会って、いろんな角度からひととおり味わうのをやったら、その曲について、ここでブログに書きます。そのときにあてにしがちなWikipediaによれば『およげ!たいやきくん』のもたらした広まりがこのPUFFY『MOTHER』(1997)にまで及んでいる……と読める記述があったのです(Wikipediaへのリンク)。 焦点は、歌い出しの歌詞。 “毎日毎日僕らは一般の 退屈ばかりか嫌にも成っちゃうよ”(PUFFY『MOTHER』より、作詞・作曲:奥田民生) ここで『およげ!たい
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