未業のミュージシャン 34歳男の私(執筆時)。4歳からピアノをやっていた。中学生でエレキギターを手にした。地元のアマオケでパーカッションをやった。高校では軽音楽部でバンドをやった。音大に進んで、ピアノと声楽を学んだ。 曲をつくり始めたのは、高校の軽音楽部でバンドをやっていた頃だった。ヘボい曲もいいと思えるものもいろいろ作った。多作ではなかったけれど。 4トラックカセットMTRを手に入れて、ひとりでギターと歌とベースとドラムを重ねて曲をつくり始めたのが高校3年生くらいだった。それからデジタルMTR、パソコンと録音機を渡り歩きつつ録音をつづけている。 商業ミュージシャンになれればと思った。オーディションを受けて入賞したこともあった。それだけだった。 私は結局自分のために音楽をやっている。生きるために必要な糧を音楽で得られればいいと思うけど、それは私にとって二の次だった……というのは言い訳。私が
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