この曲、メインの調(Fメージャー)と遠い和音(D♭)から始まるのがとても好きです。 曲の歌い出し「♪あーめにぬれてたー」のモチーフを元にしているけれども微妙に違うフレーズをストリングスの高音パートが素朴に歌い上げます。 ここはD♭調の主和音(Ⅰ)なのだとみることもできますし、メインの調の半音上(G♭)の調のドミナント(Ⅴ)とみることもできるかな? 後者の解釈の方が私は好きかも、と思ったのですが、旋律のフレーズがD♭調のヨナ抜き音階っぽいのでまぁD♭調ととるのでよろしいかなと着地。 ですがこれも一瞬のことで、すぐさま半音さがってCの響きに変わります。で、これはメインの調のFメージャー調にいくためのドミナント(Ⅴ)です。 ここまでで曲開始からわずか7秒間ほどですが、私が興味をそそられる音楽的出来事がたっぷりつまっていました。 Cのコードをドミナントに、ようやく(私が長引かせただけ)歌がはじまり
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