目次 1.水の都 2.Google Earthで見る大阪とベニス 3.この建築展の中心テーマ 4.安藤忠雄氏の作品の感想 先日「安藤忠雄建築展 2009 対決。水の都 大阪VSベニス」を見に行った。そこで知ったこと、感じたこと、調べたことなどを、記憶のうすれない間に書き留めておくことにする。図1はその案内のチラシで、上下に大阪とベニスの航空写真が使われている。 1.水の都 川、湖、海などがその都市の景観に役立っている場合に「水の都」と呼ばれているようだ。「水の都」の代表はイタリアのヴェネツィアであり、「北のヴェネツィア」と称されるロシアのサンクトペテルブルク、「北欧のヴェネツィア」とされるスウェーデンのストックホルム、オランダのアムステルダム、 「東洋のヴェネツィア」と呼ばれる中国の蘇州市などが名高い。なお、「ベニス」はイタリヤ語の「Venetia」の英語名「Venice」の日本語読みで、