シャープは、2012年3月期の第3四半期(10~12月)決算を発表した。国内液晶テレビの収益悪化、太陽電池の売上低迷などを受け、売上高は前年同期比12.6%減の5890億円、営業利益は244億円の赤字となった。黒字を維持してきた液晶テレビ事業も、今期は赤字へと転落する。 第1四半期からの累計(4~12月)では、売上高は前年同期比18.3%減の1兆9036億円、営業利益は同86.3%減の91億円、当期純利益は2135億円の大幅赤字となる。 代表取締役社長の片山幹雄氏は「国内液晶テレビの想定を上回る急激な悪化、国内携帯電話の販売台数減、太陽電池の売上低迷が主な要因」と売上高、営業利益ともに落とした理由を語った。 主力事業である液晶テレビ、液晶パネル事業に関しては「非常に厳しい決算となった原因」とし、第3四半期に続き第4四半期(1~3月期)においても赤字になる見込みとしている。 「液晶テレビ事業