引退会見で、先代東関親方(手前)から結婚についてアドバイスされ、大笑いする高見盛=27日午後、東京・両国、林敏行撮影 【鈴木健輔】取組前の独特の所作で人気だった大相撲の元小結・高見盛関(36)=本名・加藤精彦(せいけん)、青森県出身、東関部屋=が、初場所千秋楽の27日、現役引退を表明した。十両での最後の一番を白星で飾った後に東京都内のホテルで会見した高見盛関は、「全国の人に知られて、自分にはもったいないような、恥ずかしいような、うれしいような。親方として相撲界をもっと盛り上げたい」と話した。今後は、振分(ふりわけ)親方として、東関部屋で後進の指導にあたる。 【写真】引退会見で、先代東関親方(右)から結婚についてアドバイスされ笑顔を見せる高見盛。左は師匠の東関親方=27日午後6時20分、東京・両国、林敏行撮影 塩をたっぷりまき、最後の仕切りでは胸をたたき、観客と一緒に3度ほえて気合を入れ