再生可能エネルギーは、コストこそまだ高めなものが多いものの、多くはすでにエネルギー源として実用的な性能を持っています。さらに、温暖化ガスの排出が少なくリサイクルも比較的容易なものが多いなど、持続的でもあります。 エネルギー源の性能の指標に、EPT(エネルギーペイバックタイム)とEPR(エネルギー収支比)と呼ばれるものがあります。これは発電設備の製造などに要したエネルギーに対して、どれだけたくさんのエネルギーを得られるか(発電によって、どれだけのエネルギー消費を回避できたか)を示すものです。 枯渇性燃料の場合、同じ燃料でも運転(発電)用の燃料は無視して計算される例が殆どです。これと同じ基準でみても、現在の再生可能エネルギー源には、すでに化石燃料以上の性能を有するものがたくさんあります(図1、2)。 昼間しか発電しない太陽光発電でも(*1)、すでにその性能は化石燃料の火力発電を超えつつあります
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