海面が赤くなる現象が確認された名護漁港=27日午前9時29分ごろ 【名護】27日午前、名護市東江のオリオンビール工場から、食品添加物のプロピレングリコールを含む冷却水が漏れ出し、付近の幸地川や名護漁港に流れ出して、海面や川面が赤く染まっているのが確認された。オリオンビールは「ご迷惑をお掛けして申し訳ない」と陳謝した。同社は27日午前にもホームページなどで謝罪文を掲載した。 漁協関係者によると、海が赤く染まった現象は、少なくとも同日午前7時30分ごろから確認されているという。 名護市消防によると、午前8時過ぎに、オリオンビールから「(工場の)タンクから冷却水が流れ出ている」との連絡があった。同消防によると、同日午前11時現在、人的被害は確認されていない。 海面を赤く染めているとみられる物質は、名護市東江の城橋付近で、排水溝をつたい、幸地川へ流れ出ているとみられる。市や海上保安庁などが原因など