(ブルームバーグ): 金融市場とビデオゲームファンが同じ見方をすることはめったにない。その典型が任天堂だ。同社の株価はここ数カ月低迷しており、今月もさらに下落した。 ゲームの最新情報を提供する「ニンテンドーダイレクト」の発表内容に、差し迫った大ヒット作への期待を抱かせる材料が乏しかったためだ。一方で、それはゲーム機「スイッチ」のユーザーにとって最高の時期の一つとも重なっている。高い評価を受ける「ぽこ あ ポケモン」のようなタイトルが突如として登場しているからだ。 こうした議論では通常、私はプレーヤー側の見方に立つ。しかし今回は慎重な見方を示す投資家に同意せざるを得ない。あらゆる証拠が示しているのは、ゲーム業界が暗い時代に突入しており、それは恐らく業界史上で最も深刻な局面の一つだということだ。

