日本経済が長期停滞を脱するチャンスを迎えた。30年ぶりの大幅賃上げと設備投資意欲の高まりに、縮小均衡を続けてきた企業行動の変化がみえる。背中を押すのは人口減少の加速がもたらす「永遠の人材難」である。座して待つ姿から例えられた"茹(ゆ)でがえる"は目覚めたのか。就任後初めての金融政策決定会合に臨んだ日銀の植田和男総裁は、フォワードガイダンス(先行き指針)に賃金上昇の必要性を盛り込んだ。物価目標に
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新型コロナウイルス禍で低調だった訪日外国人(インバウンド)消費に弾みがついてきた。3月の訪日客数は181.7万人と、コロナ前の2019年3月の66%に戻った。米欧や中東からの大幅な増加が全体を押し上げた。1人当たりの単価が上がり、23年の訪日客消費の「コロナ前」水準の回復も視野に入ってきた。日本政府観光局(JNTO)が訪日客数を19日に発表した。単月で150万人を超えたのは20年1月以来となる
【フランクフルト=林英樹】欧州連合(EU)の欧州委員会とドイツ政府は25日、2035年以降も条件付きでガソリン車など内燃機関車の新車販売を認めることで合意したと明らかにした。温暖化ガスを排出しない合成燃料を使う場合に限り販売を認める。電気自動車(EV)化で先陣を切ったEUの政策方針が大きく転換する。欧州委員会のティメルマンス上級副委員長は25日「自動車における合成燃料の将来的な使用について、ド
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